校長ブログ

おがっちBlog

【おがっちBlog31】「私たちは、伸びる芽」

 合唱の東北支部大会が秋田で開催された。

 この大会には本校合唱部をはじめ、東北各県

を勝ち抜いた35校が参加した。

 結果は銅賞で、残念ながら全国大会への出場は

叶わなかった。しかし、歌い終わった16人の部員

達からは、やり遂げる事が出来たという達成感を

感じることができた。

 部長の金田美胡さんは、「今まで大変な事が

多かったけど、今はみんなで乗り越えてここまで

来れたので、何の悔いもありません。」と笑顔で

話した。

 顧問の桜先生は、「全国大会に出場したい

けれども、それだけが大切なのではなく、

合唱部で経験した全ての事が、あなた達の人生

において役立つ時が必ずくる。この経験を

部活動を通してできたことこそ大切なんだよ」

と力強く伝えてくれた。

 まさに、葵高教育の本質を垣間見た。

 このような考えを持ち、生徒に寄り添う教師が

多い集団であることが、これからも本校を進化

させる。

 「私たちは、伸びる芽」

 合唱部のスローガンである。

 部員達は、活動を通して気付くことがなかった

可能性(芽)を見出し、その芽をしっかりと伸ば

した。

 これから、素敵な花を咲かせるに違いない。

 

【おがっちBlog30】娘子隊演舞

 9月23日、会津藩校行列に先立ち、鶴ヶ城で

盛大な出陣式が執り行われた。

 本校舞踊部はその出陣式の中で、演舞を行う

という名誉にあずかった。

 戊辰戦争を戦った娘子隊に扮し、見事に演舞を

披露した部員に心から拍手を送りたい。

 そして、舞踊部に外部指導者として日頃から

御指導いただいている、丸山京子様とお供の方に

感謝申し上げる。

 当日も早朝から駆けつけていただき、衣装への

着替え、入念な準備、そして直前まで「胸を

張って踊りなさい」「内股で踊るんですよ」

「眼鏡を外すのを忘れないように」と細部に

まで、お気遣いいただいた。

 部員たちが大観衆の前で、臆することなく

演舞を披露することは、なかなかできない経験

であり、自信と自己肯定感に繋がる。

 その陰には、会津の歴史に触れ、教え、

その中で生徒の能力を引き出していただける

指導者が存在することを改めて感じた次第で

ある。

 地域の方々に支えられ、見守られている

葵校生が、地域に貢献できる人材として成長

できるよう、我々もサポートして参ります

ので、今後ともお力添えをいただければ幸い

です。

 

【おがっちBlog29】一通の手紙から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆さんは、このような便箋で手紙をいただいた

ことが、ありますか?

 学校に届いたこの手紙は、封筒の文字から

私の興味を惹き付け、丁寧に封を開けなければ

という感情に囚われ、ゆっくり取り出したのが

この便箋です。

 この手紙は、先日、同窓会郡山支部総会で

お目にかかった、顧問の歌川美沙子様から

頂いた礼状です。

 各支部同窓会総会に参加するたび、

同窓生の方々の母校愛は勿論、上品な振る舞いや

話し言葉、気遣いに、会津女子高校・葵高校

同窓生としての誇りを感じております。 

 この手紙には、支部同窓会総会に校長が

参加してくれたことに対するお礼、同窓会に参加

するのを毎年楽しみにしていること、葵高生徒を

よろしく頼みますという優しい言葉が綴られて

いました。その中で特に印象に残っているのが

「会場を後にした心の中に、絆の糸がつな

がったと嬉しく感じました。」という言葉であり

ます。

 このような有難いお言葉を頂けたことは、

私にとって最高の喜びであり、この職の責務

を改めて感じることとなりました。

 

 葵高校に関わりのある方々との出会いが、

これから新たな歴史を積み上げていく原動力に

なる。

 人と出会い、人に支えられ、人から力を授かり

葵高の明日へ繋げる。

 誠に、やりがいのある仕事である。

 

【おがっちBlog28】中秋の名月

 2023年の中秋の名月は、9月29日です。

 「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の

8月15日の夜に見える月を指すようです。

この月を愛でる習慣は、平安時代に中国から

伝わったと言われています。

 葵高校では、この風情を感じてもらうため、

既に名月が出ています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 家庭クラブの生徒が季節ごとの展示をして

くれるのです。

 この心遣いと、日本の風情を自然に感じ、その

素晴らしさに身を置くことのできる、

 

「人」

 

になりたいものですね。

 

 

【おがっちBlog27】きらり、光る

「きらり、光る」これは、1学年通信の題名

です。今回は、その第6号に掲載されていた

詩を紹介します。

 

ひとつの言葉でけんかして
ひとつの言葉でなかなおり
ひとつの言葉で頭が下がり
ひとつの言葉で心が痛む
ひとつの言葉で楽しく笑い
ひとつの言葉で泣かされる
ひとつの言葉はそれぞれに
ひとつの心をもっている

きれいな言葉はきれいな心
優しい言葉は優しい心

ひとつの言葉を大切に
ひとつの言葉を美しく

 

 この詩は、真宗大谷派の伊奈教雄さんの

「風の声・竹の声」の中に掲載されているよう

です。また、詩人 北原 白秋が作成したとも

言われています。更に、山田洋次監督の映画

『男はつらいよ』の舞台「とらや」の額縁にも

この言葉が使われているそうです。

 

 この詩を読んで、何を感じるかは人それぞれ。

 本校生が、自分を見つめ直す機会になる

ことを切に願います。

 先生方は、日常の中のそれぞれの言動、

行動で、君たちに様々なことを考えるチャンスを

プレゼントしています。気づいていますか?

 是非、「葵プライド」に繋げましょう!!