校長ブログ

おがっちBlog

【おがっちBlog26】ブクログ?カーリル?

 葵高生よ、

ブクログ。カーリル。勿論、知ってるよね?

 改めて紹介しよう。

 実は、どちらも本校が誇る葵図書館が導入

した「本の検索サービス」の名称なんだよ。

 このサービスを県内で活用している高校は

少なく、新たな本検索サービスの先駆けと

なる画期的なシステムなんだ。

【ブクログ】

・葵高校図書館に新しく入った本を探すことがで

 きる。

・本の表紙を一覧で見ることができる。

・本を選択すると、あらすじやブクログ内の感想

 を見られる。

・毎月の新着図書ごとに追加。

・「新書」「マンガ」「小論文」などジャンル

 ごとに見られる。

・タイトル、著者名などで検索可能。

    URL : https://booklog.jp/users/aoilibrary 

 このサービス、凄くない?

 次のサービスは、もっと凄い。

 【カーリル】

・葵高校、会津若松市立図書館、福島県立図書館

 の本が一度に検索、予約できる。

・上記の3館合計約164万冊の資料が、葵高校図

 書館を窓口に利用可能。

・タイトルやキーワードから詳細に本の検索が

 可能。

URL : https://private.calil.jp/gk-2004333-1113w/

 どちらのサービスも、図書館内の検索用PC・

タブレット、そして自分のスマホから、自由に

検索できるし、保護者の方も利用できる。

 このサービスを有効活用しないなんて…

もったいない。

 配付されているプリントを要チェック!

 詳細は司書の渡部さんに聞いてみてね。

 このサービス導入で、今まで以上に君たちの

読書時間が増えることを大いに期待しています。

*福島県立図書館の本の取り寄せには1週間

 程度かかるようです。

*保護者の方は、生徒のアドレスで予約して

 ください。

 

【おがっちBlog25】細やかな幸せ

 生徒達の夏休みが終わりに近づいたある日、

いつかはと狙っていた、喜多方ラーメンを食する為に車を走らせた。

 この日は快晴で青空の下、絶好のドライブ日和となった。

 121号線バイパスを走行中、磐越西線姥堂駅付近で、

運転しているのを忘れる程の絶景が目の前に現れた。

 奥に飯豊連峰、その前には一面に広がった収穫間近の稲穂が

黄緑に色付き、風に靡く。その中を、愉しむかのように電車が、

のんびりと動いている。

 凄い。

 まるで齋正機氏の水彩画のようである。

 こんな光景滅多に見られないと、思わずスピードを落として走った。

 生きていると、些細な日常の中からでも、

こんな幸せな時間が生まれてくるんだなぁ。

 感謝。

 勿論、1時間並んで食べたラーメンに隠し味が加わり、

美味しくいただいたのは、言うまでもない笑

【おがっちBlog24】2学期 始動

 8月25日(金)本校2学期が始まった。

 この日9時現在の「暑さ指数」は29.7(厳重警戒)のため

残念ではあったが、放送での始業式となった。

 今回は、その中での、校長挨拶を掲載する。

 

 まずは、全校生の中で大きな事故や事件に巻き込まれたという

報告もなく、2学期の始業式を迎えられたこと嬉しく思います。

 君たちは進路活動や課外授業、部活動、ボランティア活動等に励み、

意義のある充実した夏休みを過ごしてくれたのではないかと

思っています。

 そして、多くの生徒が「葵プライド」全開で活躍した暑い夏になりました。

 陸上競技では、3年生の五十嵐 聖(ひじり)君が、インターハイに出場し、

全国の精鋭たちと正々堂々と戦いました。 

 2年生の佐藤陸喜(りき)君は、本校を代表し、アメリカ・カナダで

海外研修をし、彼の人生観に大きな影響を及ぼし、国際的視野を広げました。

 同じく2年生の大塚虹大(こうた)君は、県内高校生を代表し、

福島県議会議長と懇談、県行政が抱える課題に対して、堂々と自分の考えを

述べました。

 更に、7月から8月にかけてギターマンドリン部、合唱部、吹奏楽部の

定期演奏会が通常に近い形で開催され、多くの方々に御来場いただき、

音楽の素晴らしさを伝えるだけではなく、本校生の凜とした姿と

底知れない力があることを見せてくれました。本当にありがとう。

 全校生の多くが、この夏、様々な経験をし、新たな自分を見つけ出せた

のではないでしょうか。

 そんな君たちが2学期を迎えるにあたり、

 私から「期待に応える」大切さについて話したいと思います。

 私が校長として着任し、5ヶ月が過ぎようとしていますが、

たった5ヶ月でも、強く感じるのは、多くの関係者や

地域の方々からの葵高校に対する期待が、とても大きいということです。

 なぜ、葵高に対する期待が大きいのか。

 それは、君たちの先輩方、そして、今の君たちの有り様(ありよう)が、

期待に結びついていると感じています。

 中学生を対象にした体験入学には500人を超える中学生が

来校しました。

 「葵で学びたい。」

 「先輩方のように部活を楽しみ、自分の進路を決め、両立しながら

 その目標を達成したい。」

 「葵ならそれが、できるかもしれない。」

 そんな期待を持たせるのは、先輩方、君たちの実績そして、

葵高校の雰囲気の良さが伝わっているからだと思います。

 また、1学期終業式に配布された「生徒指導部だより」の裏面に、

3年生の有志が、雨の中にも関わらす、外にあるゴミ箱周辺の掃除と

分別を行ってくれた記事が掲載されていました。

 更に、7月10日の夕方、急なゲリラ豪雨により神明通り商店街

でも被害を受けたのですが、1年生の何名かが、商店で散乱した

品物を回収したり、水はけ作業を献身的にしてくれたと、

学校にお礼の電話がありました。

 このような、君たち1人1人に備わる思考力、創造力、

そして行動力が、多くの人たちの心を揺り動かす原動力になり、

葵高校への期待をより一層大きくしているのだと感じます。

 今後も、1人でも多くの生徒が「葵プライド」を自覚し、

実践する力を養ってもらいたいと願っています。

 期待されると言うことは、君たちが持つ力を発揮するための

 原動力にもなるし、プレッシャーになる人もいるかもしれません。

しかし、自己肯定力を常に意識し、期待されることを前向きに捉え、

進んでいきましょう。

 私は、そんな君たちと、君たちを支えることを第一に考える

先生方とともに、ここで過ごしていけることが

楽しみでしかありません。

   3年生は進路目標実現の為に、1、2年生は部活動での活躍や

将来の自分を見つけ出す為に、何をすればいいのか、考え、実践して

欲しいと思います。

   君たちにとって、実り多い2学期になることを大いに期待し、

私の話とします。

【おがっちBlog23】2023 regular concert

 7月から8月にかけて、

本校音楽系3部(合唱、ギターマンドリン、吹奏楽)の

regular concert(定期演奏会)が会津風雅堂で開催された。

 昨年までのような厳しい制限を設けず、通常に近い形で開催した

それぞれの定演には、猛暑の中、多くの観客の方々に御来場いただいた。

 校長として、定演に向け、工夫を凝らした構成を考え、

協賛していただく企業や団体の皆様に挨拶をし、各関係者との打合せを重ね、

素晴らしい音楽を奏でてくれた部員たちを誇りに思う。

 各部の演奏を動画に収め、音楽に耳を傾け、頷いたりリズムを取りながら

部員達を見つめる御家族や年配の方、小中学生の様子を拝見して、更に嬉しくなる。

 それぞれの部員は、音楽の持つ見えない力を存分に伝えてくれた。

 そして、部員が奏でる音楽は、本校が新たな歴史を積み上げるため、

今よりも更に誇れる学校になれるよう、前を向いて進んでいくために

背中を押してくれると信じている。 

 本校生徒の部活動加入率は100%に近く、勉強との両立を図っている

生徒も多い。 勿論、生徒一人一人の能力を少しでも引き出すために顧問も

しっかり寄り添っている。

 

 まさに「葵プライド」を体現している、生徒、教職員は『あっぱれ』である。

【おがっちBlog22】声は時を超えて

 先日、学校へ電話があった。

 その声を聞いた瞬間、35年前の教え子だとわかった。

 私が小学校の教諭として、2度目の担任をしたクラスの児童である。

 現在、40代半ばを過ぎているが、その話す声、笑い声は、

小学校5年生のままであった。(と私は感じた 笑)

 長い時間が過ぎているはずなのに、あの頃の光景があっという間に

目に浮かぶ。

 教諭として歩み出し、その至らなさを、あたたかな眼差しで

見守ってくださった各先輩方、 人間として未熟な私に、様々な経験を

させてくれた子どもたちに感謝しかない。

 35年前の当たり前の日常の中で交わす会話で、記憶されたその声が、

時を超え、何気ない当たり前の日常で蘇る。

 その声が、あの頃の自分を振り返らせ、今の自分を見つめ直す

キッカケになる。 これも、人生の醍醐味か。

 教え子は、現在韓国に在住し、幸せな生活を送っている。

 

 「何よりも嬉しい。」

 

 私の所在を調べ、勇気を持って学校に電話してくれたことに

心から感謝する。