【おがっちBlog93】「道標」
2024年12月14日 16時00分人として、教師として私の師として仰いで
いた方が、63歳という若さでご逝去なさった。
あまりにも突然のことで、言葉もない。
今までも、これからも私の人生の道標と
して、頼りにしていた方だったので、
ただただ残念‥
厳しさ、優しさ、懐の大きさ、人を見る目、
先見の明、冷静かつ迅速で的確な指示、
厳しい言葉の中に在る愛情、人を育てる姿勢、
繊細な心配り、そして、時々はにかみながら
見せてくれた、さりげない笑顔。
全てが思い出に変わってしまった。
私は校務のために、最後のお別れをする
ことができない。師は、「そんなの当たり前だ。
自分の仕事、責任持ってやれなくてどうすんだ」
と一喝するだろう。自分のことよりも、常に
相手のこと、生徒のことを第一に考える。
私の道標でした。
そんな中、この訃報を新聞記事で知った仲間
から、LINEが届いた。この仲間も師と交流が
あり、驚きと寂しさでLINEをくれたのである
そのやりとりの中で、このblogを読んでいる
ことを知った。
「おがっちBlogの『キミたち』は、もちろん
葵高校の生徒のことを指しているのですが、
私にとっても非常に刺激になっております。
なぜだか分かりませんが、読んでいると
泣きたくなります。心が熱くなります。
私も就活真っ只中なので、勝手に応援されて
いる気持ちになります。私も自分の考えや思い
を伝えられるよう、努力したいと思います。
私と先生の師を繋げてくれて感謝しています。
いつか3人で集まって、ゆっくりお酒でも飲み
たいな、なんて思っていましたが、やはり
思っているだけでは駄目なのですね。
後悔しています。
これからも隠れ読者として、blog楽しみに
しています。私が前進するための力を貰いに、
またのぞかせていただきます。私も『キミたち』
の中に入っているのだと思って読ませていただき
ます。先生の師もきっと読んでますよ!」
もう話すことのできない師は、それでも多くの
皆さんと私を繋いでくれる。この仲間のLINE
が今の私に「ちゃんと、前を向いてください!」
と計り知れない勇気を与えてくれた。
ありがとう。
「師を失った。」という事実を受け入れるまで
には、まだまだ時間がかかるだろう。
しかし、御家族のご心痛を思うと、悲しみに
耐えぬ思いです。
我が師のご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表し
ます。