おがっちBlog
【おがっちBlog48】ある外国人から見た日本の素晴らしさ
会津若松市の人口(2023年4月1日現在)
は、113,386人であり、10年前の人口より
10,233人減少している。これは、1年間で
約1,023人減少していることになる。
その中で、2023年4月の人口動態では、
自然動態が出生46人、死亡165人で119人
の減、社会動態では、転入が661人、転出が
1,149人で転出が488人多く、自然動態と
併せると人口は607人の減となっている。
そのような中、アメリカの政治学博士
ロバート・D・エルドリッヂ氏が、
「日本人が知らない日本人の素晴らしさ」を
このように話していた。彼自身が日本で33年
生活し、その中で感じた日本の魅力は、
①「郷土愛」
生まれ育った、それぞれの故郷のためを
思って自発的に協力する姿勢。そのような
郷土愛は、よりよい国を創っていくために
絶対必要である。
②「優しさ・礼儀正しい・自分のことよりも
相手優先」
③「多様性」
全国各地を訪れると、生活習慣や言葉、料理
など、どこにいっても必ずその地域ならではの
特徴、魅力が存在する。日本人はよく
「全国一律」という言葉を使うが、日本ほど
地域の多様性がある国はない。この地域性が
「郷土愛」にも繋がっている。
④「地域の繋がり、家族の繋がり」
特に地方では、兄弟姉妹、親戚が近くに住み、
お互い助け合いながら地域や家族の中で歴史・
文化・伝統・生活の知恵がきちんと継承されて
いる。そのような継承が各地域・各家族で
なされているというのは、国や社会の安定、
発展に極めて重要である。
と話し、こうまとめている。
日本がここまで発展してきた要因は地域の
多様性、豊かな自然、家族・郷土愛、なにより
歴史・文化・伝統をきちんと継承し、その中で
育まれた日本人一人一人の資質、つまり『人』
に在ることは間違いない。
私は、この会津の地こそ、彼が感じた日本の
素晴らしさを体現できる場所なのではないかと
思う。行政の支援に依存するのではなく、
自助努力を惜しまず、会津にある財産に目を
向け、会津を出て行った若者達、会津を訪れ
て魅せられた人達を含め全会津として結びつけ
ていくことが、会津の地域活性化のためには
必要ではないかと考える。
本校生徒にも、「葵ゼミ」を中心に、様々な
教育活動を通して、会津の良さを身を以て
感じてもらえるよう学校が関わり、会津活性化
のリーダーとして貢献できる有為な人材を輩出
することこそが、我々の使命であると改めて
感じた。
【Jアラートが鳴った場合】
国民保護ポータルサイトの記載に従って、落ち着いて行動してください。
特に登下校の際に作動した場合は、十分に安全を確認した上で行動を開始してください。