校長ブログ

おがっちBlog

【おがっちBlog24】2学期 始動

 8月25日(金)本校2学期が始まった。

 この日9時現在の「暑さ指数」は29.7(厳重警戒)のため

残念ではあったが、放送での始業式となった。

 今回は、その中での、校長挨拶を掲載する。

 

 まずは、全校生の中で大きな事故や事件に巻き込まれたという

報告もなく、2学期の始業式を迎えられたこと嬉しく思います。

 君たちは進路活動や課外授業、部活動、ボランティア活動等に励み、

意義のある充実した夏休みを過ごしてくれたのではないかと

思っています。

 そして、多くの生徒が「葵プライド」全開で活躍した暑い夏になりました。

 陸上競技では、3年生の五十嵐 聖(ひじり)君が、インターハイに出場し、

全国の精鋭たちと正々堂々と戦いました。 

 2年生の佐藤陸喜(りき)君は、本校を代表し、アメリカ・カナダで

海外研修をし、彼の人生観に大きな影響を及ぼし、国際的視野を広げました。

 同じく2年生の大塚虹大(こうた)君は、県内高校生を代表し、

福島県議会議長と懇談、県行政が抱える課題に対して、堂々と自分の考えを

述べました。

 更に、7月から8月にかけてギターマンドリン部、合唱部、吹奏楽部の

定期演奏会が通常に近い形で開催され、多くの方々に御来場いただき、

音楽の素晴らしさを伝えるだけではなく、本校生の凜とした姿と

底知れない力があることを見せてくれました。本当にありがとう。

 全校生の多くが、この夏、様々な経験をし、新たな自分を見つけ出せた

のではないでしょうか。

 そんな君たちが2学期を迎えるにあたり、

 私から「期待に応える」大切さについて話したいと思います。

 私が校長として着任し、5ヶ月が過ぎようとしていますが、

たった5ヶ月でも、強く感じるのは、多くの関係者や

地域の方々からの葵高校に対する期待が、とても大きいということです。

 なぜ、葵高に対する期待が大きいのか。

 それは、君たちの先輩方、そして、今の君たちの有り様(ありよう)が、

期待に結びついていると感じています。

 中学生を対象にした体験入学には500人を超える中学生が

来校しました。

 「葵で学びたい。」

 「先輩方のように部活を楽しみ、自分の進路を決め、両立しながら

 その目標を達成したい。」

 「葵ならそれが、できるかもしれない。」

 そんな期待を持たせるのは、先輩方、君たちの実績そして、

葵高校の雰囲気の良さが伝わっているからだと思います。

 また、1学期終業式に配布された「生徒指導部だより」の裏面に、

3年生の有志が、雨の中にも関わらす、外にあるゴミ箱周辺の掃除と

分別を行ってくれた記事が掲載されていました。

 更に、7月10日の夕方、急なゲリラ豪雨により神明通り商店街

でも被害を受けたのですが、1年生の何名かが、商店で散乱した

品物を回収したり、水はけ作業を献身的にしてくれたと、

学校にお礼の電話がありました。

 このような、君たち1人1人に備わる思考力、創造力、

そして行動力が、多くの人たちの心を揺り動かす原動力になり、

葵高校への期待をより一層大きくしているのだと感じます。

 今後も、1人でも多くの生徒が「葵プライド」を自覚し、

実践する力を養ってもらいたいと願っています。

 期待されると言うことは、君たちが持つ力を発揮するための

 原動力にもなるし、プレッシャーになる人もいるかもしれません。

しかし、自己肯定力を常に意識し、期待されることを前向きに捉え、

進んでいきましょう。

 私は、そんな君たちと、君たちを支えることを第一に考える

先生方とともに、ここで過ごしていけることが

楽しみでしかありません。

   3年生は進路目標実現の為に、1、2年生は部活動での活躍や

将来の自分を見つけ出す為に、何をすればいいのか、考え、実践して

欲しいと思います。

   君たちにとって、実り多い2学期になることを大いに期待し、

私の話とします。