校長ブログ

おがっちBlog

【おがっちBlog63】『切望』

 先日、テレビで歌番組を何気なく見ていた。

 すると、何故かそのグループが歌う歌詞と

ボーカルの熱さに釘付けになった。

 そのグループは、日本の4人組ロックバンド

「SUPER BEAVER」といい、『切望』という

名の歌であった。

 私はその歌が流れた後にすぐ、ユーチューブ

で動画を見た。何回も見た。

 その歌詞のいくつかを紹介する。

「人ひとりの幸せに どれだけの人生が携わって

いるだろう」

「ひとりずつの自尊心に どれほどの人生も

いたずらに石投げていいはずがないんだ」

「許せない その人もまた誰かの許したい人かも

しれない 想像くらいしたい」

「個性だ 多様だ それもまた枠だった だから

ずっと言ってるんだ 初めから 僕で あなたで

人だって らしさってなんだったっけ

限りある日々と わかっているから 

地に足つけたら もう俯かなくていいぜ

想いの正体に 人に触れるたび 無性に愛を想う

愛を想う 歓ぶ顔が見たい」

 人と人との関わり、様々な人が抱える問題や

気持ちが交わる嬉しさや難しさ、笑顔がもたらす

計り知れない力等々について考えさせられる。

 明るいリズムで、前向きになれる雰囲気もあり

聴いているだけで元気がもらえる。

 そして何より感じるのは、「言葉の力」。

素敵な言葉を投げかけられれば、自己肯定を感じ

気持ちが穏やかになったり、奮い立つことさえも

できる。しかし、自分の感情をそのままぶつける

ことで、相手を傷つける刃にもなる。人と関わる

ことが多い学校や社会の中では、言葉を大切にし

「言葉の力」を私たち自身が信じることも必要

なのかもしれない。

 葵の諸君。この歌を一度聴いてほしい。

 そして是非、この歌詞の意味をキミたちなりに

考えてほしい。