おがっちBlog
【おがっちBlog68】日本の教育と社会
いきなり硬いタイトルで読んでもらえない不安
があるが……。この内容は先日全国校長会で
文科省の担当者から説明を受けたものであるが、
とても興味深かったので、紹介する。
(この内容は全体説明の一部分であり、この内容
のみで「日本の教育と社会」について説明した
ものではありません)
1PISA(国際機関であるOECD(経済協力
開発機構)が行う国際的な学力到達度調査
・3年毎に15歳を対象に実施されている)
2022の結果、日本はOECD加盟国37カ国
において、数学的リテラシー1位、
読解力2位、科学的リテラシー1位
*全分野で世界トップ級
*ICT教育×学習への慣れも背景にある
2自律学習を行う自信(PISA2022)
・ビデオ会議システムを使う
・学習管理システムを使用する
・自力で学校の勉強をこなす
・自力で勉強する予定を立てる
・言われなくても学校の勉強にじっくり
取り組む
・自分の学習の進み具合を評価する
・学校の勉強を行うやる気を出す
・自力でオンラインの学習教材を探す
これらの項目を指標化して比較すると
日本は34/37位
*再び休校になった場合に自律学習を
行う自信がないと回答した生徒が、
日本は非常に多い。
3インターネットの利用時間(1日あたりの
平均)(2022)
・小学生 約3時間34分
・中学生 約4時間37分
・高校生 約5時間45分
目的毎の平均利用時間は趣味・娯楽が最も多く
約2時間49分
*デジアルを学びに使わず、遊びに使う傾向
*ICTを学びの道具にし、賢い付き合い方を
教える指導が必要
4民主主義にとって大事な当事者意識は?
・自分を大人だと思う
・自分は責任がある社会の一員だと思う
・自分の国に解決したい社会議題がある
・将来の夢を持っている
・自分で国や社会を変えられると思う
*これらの意識が他国と比べて低い数値に
なっている。
*課題を見つけて探究したり、提案したり、
対話・合意を図ったりする必要がある。
ここから日本の教育の課題の一部が
垣間見られると感じるし、社会と繋がる
教育の在り方、必要性が問われているのではない
だろうか。
本校のグラデュエーション・ポリシーは
「『自立・自学』の校訓のもと、主体的に
考え・判断し・行動できる人材を卒業する
までに育てます。」である。
これは、本校を選び入学した生徒との約束。
約束である。
【Jアラートが鳴った場合】
国民保護ポータルサイトの記載に従って、落ち着いて行動してください。
特に登下校の際に作動した場合は、十分に安全を確認した上で行動を開始してください。