【おがっちBlog97】第3学期 始業式
2025年1月9日 12時00分新年明けましておめでとうございます。
第3学期の始業式は、会津地区での
インフルエンザ、コロナ感染者の増加、気温が
低いため共通テストを控えた3年生に対する
配慮等により、放送での実施となりました。
今回はその中での学校長挨拶を抜粋して記し
たいと思います。
全校生の皆さん、おはようございます。
そして、新年明けましておめでとうござい
ます。令和7年が、いよいよ始まりました。
君たち一人一人が、どんな思いで新年を迎え
たのか、校長としてとても興味があります。
新しい年を迎え、私たちはまた新たに葵高での
生活をスタートさせます。卒業を控えた3年生に
とっては、高校生活の思い出を胸に、新たな
ステージへと羽ばたけるよう最後まで進路目標
達成の為に、全力を尽くしてほしいと思います。
1、2年生は、先輩たちの活躍を励みに、
さらなる高みを目指し、精一杯努力してくだ
さい。将来の目標を定め、それに向かって努力
することで、より充実した高校生活を送れます。
さて、社会は常に変化しています。また、
社会で求められる力が変わってきたと言われて
います。労働政策研究・研修機構と経産省の
「社会で求められる人物像」という資料で、
2015年には、「注意深さ・ミスがないこと」
「責任感・まじめさ」「信頼感・誠実さ」
の需要が高く、続いて「基本機能(読み、
書き、計算等)となっていましたが、
2050年には「問題発見力」が他に大きく差を
つけて求められ、「的確な予測」「革新性」
「的確な決定」の順になると予想されているの
です。2050年といえば、今の君たちが40代
となり、社会の中心となって活躍する時代の
話しです。注意深さや責任感が大事にされた
時代から、問題を発見することから始まり、
「既存の常識や前提にとらわれずに新しい物を
ゼロから生み出していく力」が求められてくる
のだと考えられます。そうした先を見通せない
社会で生きていく上で、必要な学力をしっかり
身につけていかなければならない時代なのです。
そんな中、今入試の世界では、「学力の
3要素」が注目されています。① 知識・技能
②思考力・判断力・表現力③主体性を持って、
多様な人々と協働して学ぶ態度です。その為に
君たちには、新しいことに挑戦し、学び続ける
姿勢が大切です。教科書だけでなく、インター
ネット、本、人との会話など、様々な方法で学び
を深めてください。そして、仲間との人間関係を
良好なものにするため、多様な価値観を尊重し、
お互いの違いを認め合うことも大切です。
言葉だけではなく、態度や表情で気持ちを伝え
合うこと。一人で抱え込まず、周りの人と協力
すること。そして何より周りの人に感謝の気持ち
を伝えることで、人間関係がより円滑になります
その様な中、昨年、1年生に出前講座をして
くださった、内堀知事は新年の挨拶で、今年の
キーワードを「一歩」として話しをされました。
その中で、「新たな挑戦に向けて踏み出す
「一歩」は、大きな勇気や決断を伴います。
しかし、それこそが未知なる可能性を切り拓く
原動力になるのです。例えそれが上手くいかな
かったとしても、その経験がいずれ大きな成果
を生み出す礎になっていく。」そして、
「本県は震災以降、原子力災害や度重なる自然
災害など、心が折れそうな、辛く苦しい場面に
何度も直面してきました。そうした中に在って
も、私たちはしっかりと前を見据え、勇気を振り
絞って挑戦を続けてきたことにより、着実に成果
を積み重ねてきました。復興の道のりは、
まだまだ遠く続いていますが、「一歩」ずつ挑戦
を続けていくことで、必ずや世界に誇れる復興に
到達することができると確信しています。」と
結んでいます。
私は、君たちが、勇気ある「一歩」を踏み出し
その「一歩」から、また次の「一歩」へと歩みを
繋いでいくことで、今まで以上に誇れる葵高校を
創り上げていくことを願っています。
今年1年、君たちと先生方が共に前を向き、
信頼関係を築き上げ、葵高校の素晴らしさを実感
することができる成果を生み出していきましょう
結びに、君たち一人一人が、君たちだけの
一日一日を大切に過ごし、「葵プライド」を身に
つけることで、葵高校がより魅力的な学び舎と
なり、活気に満ち溢れることを心より期待して、
始業式の挨拶とします。
今年度も残り3ヶ月を切りました。
今まで以上に地域の方々との交流を深め、
今まで以上に愛される葵高校となるため
教職員一同頑張りますので、何卒よろしく
お願いいたします。