校長ブログ

2023年6月の記事一覧

これからの葵を担う、勇士集結!!

 6月20日、松操会新役員認証式を行いました。

 会長をはじめ8名の役員一人一人に認証書を配布し、気持ちを込めて

握手を交わしました。

 その握手から、熱い思いは勿論、自覚と責任をはっきりと感じることが

できました。

 新役員は、立ち会い演説会でそれぞれ公約を述べています。

 「葵プライドを持って、社会貢献したい」

 「葵高校全体が生徒会」

 「小さな声にも耳を傾ける」

 「先輩方が築き上げたものに、自分たちの色を加えたい」等々、

頼もしい限りです。

 会津高等女学校ー会津女子高等学校ー葵高等学校→創立115年

 まだまだ、前へ進みます。

 新役員を中心に進化を遂げる葵高校に、こうご期待!!!

 

プールと立葵のコラボ

 

  粋な場所に花を咲かせた立葵

  本校各部活動のユニフォームや道着に合わせたかのような、白い花

  輝く水と、どこまでも伸び続けそうな立葵

  清々しさと、まっすぐに大空に向かう凜とした本校生の姿そのもの

  これからの君たちの有り様、楽しみでしかないよ

  

ある放課後の素敵な出来事

 

 曇天の放課後、職員室から出てきた私と同じ方向へ向かう生徒と挨拶を交わし、少し並んで歩いた。

 事務室を過ぎたあたりで、その生徒は急に立ち止まり、しゃがみ込んであるものを拾い、方向転換をして

職員室に向かった。

 落とし物を届けたのだ。

 躊躇うことが全くなく、当たり前のように落ちていたものを拾い、届ける。

 残念ながら、私は廊下に落ちているものさえ視界には入っていなかった。

 その生徒にとっては、ごくごく当たり前のことであったと思うが、私には、新鮮で、素敵な光景だった。

 生徒の背景にある様々な環境が想像でき、嬉しさが込み上げた……

 このような、一つ一つが「葵プライド」に繋がっているんだよ。

85センチから見える世界

 

 校長室から廊下に出るためのドアがあります。

 私は、朝校長室に入ると、そのドアを開け、できる限り閉めないようにしています。

 先生方は、職員室に向かうため、生徒も体育館等に行くときは、校長室の前を通らなければなりません。

 その狭い空間から見えるもので、様々な妄想ができるのは、校長として嬉しい限りです。(^▽^)

 朝は、多くの先生方が、ドアが開いているだけで大きな挨拶をしてくれます。(身が引き締まります)

 生徒は、横目で校長の存在を確かめます。(確かに、ガン見はできないですよね)

 最近は、ノックをしなくていいので、挨拶をして気軽に声をかけてくれる先生もいます。

 (こういうの、好きです)

 落ち込んでいる生徒は、うなだれ、猫背になって歩いて行きます。(背中を押してあげたい)

 しかし、生徒の多くは、友達と楽しく話しながら、通り過ぎていきます。(ニコッとしてしまいます)

 私は、小学校、中学校、高校時代に1度ずつ校長室に入ったことがあります。

 (高校時代は、もしかしたら、もっと多かったかもしれません…)

 その何れもが、いい思い出ではありませんでした(;_;)

 この部屋で、多くの生徒や先生方と葵高校の未来に繋がる話をしたい。

 この部屋を、そんな場所にしたい。

 その入り口が、幅85センチから見える世界です。

 生徒や先生方だけではなく、同窓生の皆さん、地域の皆さん、業者の皆さん等々、

いつでも、ドアを開けてお待ちしています。

  

 

 

梅雨のある日に 癒やされて

 

 

  家庭クラブの生徒たちが、購買部の脇にさりげなく飾ってくれました。

  よく見ると、雨粒があるの見えますか?

  梅雨が続いて、気分が晴れなくても、心を癒やしてくれる何かがあるから

 人は救われるのかもしれません。

  これもまた、「葵プライド」です。

 

葵高生の逞しさ

 

 先日、インターハイを目指し戦ったサッカー部・陸上競技部・弓道部・バドミントン部が、

校長室に報告に来てくれました。

 サッカー部は福島成蹊高校に延長の末1-2で敗れましたが、私立相手に最後まで粘り強く

戦い抜いた姿を誇りに感じました。

 陸上競技部は、自己記録を塗り替える活躍をした生徒が多く、6月中旬に開催される東北大会へ

弾みがつきました。

 弓道部は、男子団体で東北大会出場、女子もあと一射という戦いを見せてくれました。

(校長情報=弓道特有の所作についても、他校の先生方からお褒めの言葉をいただきました)

 バドミントン部は、自分たちのやるべきことはやったが、悔しい気持ちがあることも、正直に

話してくれました。

(校長情報=大会運営の準備等に率先して取り組む姿勢が他校の模範になりました)

 報告に来てくれた生徒たちは、ここまでやり遂げた満足感だけではなく、負けた悔しさ、

これからの抱負、進路目標達成のための切り替え等々、それぞれの想いを私に伝えてくれました。

 その顔つき、目力に、生徒一人ひとりの逞しさを感じることができた、貴重な時間となりました。

 私から言えるのは、それぞれの取り組む熱量で、全てをやり遂げた後の感じ方は違うと言うことです。

 そして、君たちには、楽しいことばかりではなく、辛い時間を一緒に共有できた仲間がこの葵高校で

できた。このことを決して忘れないで欲しい。

 「葵プライド」を見事に体現してくれた生徒に、心から拍手を送ります。

母校での思い出は、永遠に…

 5月28日(日)、快晴の中、ホテル椿山荘東京に於いて、第61回東京同窓会が開催されました。

会津高等女学校、会津女子高等学校の卒業生261名が参加し、男性も何名か参加するといいなあと

淡い期待をしていましたが、見事に全員が女性でした。(^-^*)

 まさに圧巻の光景の中、勇気を振り絞り校長挨拶を行いましたが、参加者の皆さんはとても優しく、                                                                                                              

気持ちよく本校の状況等を伝えることができました。

 懇談の時間には多くの方とお話をさせていただき、当時の部活動、先生方との交流、地元会津への想い

等々、今でも皆さんの胸中には「ふるさと会津」は確実に根付いているのをヒシヒシと感じることが

できました。

 そして、現在の葵高生が充実した高校生活を過ごせるよう、お気遣いいただきました。

 私が会の最後にお話をさせていただいたのは91歳の方でした。高校卒業後73年が経っても、

高校3年間の様々な思い出は一生の宝であり、本校で学べて本当によかったとあの頃に思いを馳せ、

話されておりました。

 現在の生徒にも、「葵での3年間で多くの経験をし、未見の我を一つでも多く見つけ出せる、

そんな教育環境を提供しなくては」と、改めて感じさせられました。

 参加していただいた皆さん、この会の準備に尽力された皆さん、本当に素敵な時間をありがとう

ございました。

 御自愛いただき、是非、来年もお会いできることを、心から楽しみにしております。

   

 

 

 

 

 

 

歴史を感じ、未来へつなぐ

 

 会津若松市内の善龍寺様に、奈與竹(なよたけ)之碑があります。

 この碑は、1868年の戊辰戦争に於いて殉節された会津藩女子の事績を顕彰したものです。

 毎年5月1日に市民有志の方々と地元住民の方々が参列し、碑前祭が開催されており、

本校なぎなた部が演武を、舞踊部が舞踊を奉納しました。

 本校生徒が、このような歴史ある碑前祭で奉納する機会を与えていただき、関係各位に

心から感謝いたします。

 本校生徒が、地域の方々から様々な機会を与えられ、その交流の中で会津を知り、会津を学び、

会津を感じることは、将来「我がふるさと」を誇りにし、社会貢献に繋がると確信いたします。

 

              

     (善龍寺様内 奈與竹之碑)           (読売新聞 5月3日掲載)

この優しさって…part2

 想像してみて下さい。

 新入生が期待と不安で入学式を迎え、入学許可を受けた後、それぞれの教室にゆっくり足を踏み入れる…

 そこで、この光景が目の前に広がったら、



 

 私だったら、嬉しくて、嬉しくて、葵高校での生活が楽しみで仕方なくなるでしょう。

 美術工芸部の生徒が各クラス3~4名の班で、作成してくれました。

 様々な表情の赤べこ、かわいいです。

 本当にありがとう。

 葵高校って、優しい学校なんです。

 「葵プライド」やっぱり、いいね!!