校長ブログ

第111回会津女子高等学校・葵高等学校同窓会総会

 

 7月2日(日)に市内で開催された、第111回会津女子高等学校・葵高等学校

同窓会総会・懇親会に参加させていただいた。

 参加者は160名を超え、総会では活溌な意見そして懇親会では

様々な年代の同窓生の方々が懇親を深めた。

 私はこの会に参加し、今まで感じたことのない時間を

過ごすことになろうとは、夢にも思わなかった。

 参加者の9割以上は私より年上であり、女性である。

 人生の大先輩方を前に述べる祝辞にも、自然に気合いが入った。

 また、この大先輩方の振る舞い、言葉づかいに学ぶべきことが多かった。

 更には、この大先輩方のパワーに圧倒された。

 90歳を超える方が、理路整然、そして感情豊かに話をしていた。

また、その話が実に興味深い。いつまでも、話を聞いていたい気分になる。

 次から次へと、私のところへ挨拶や高校時代の思い出を話してくださる方々

が尽きなかった。皆さんの気さくな態度、優しさ、心遣いに救われました。

 本当にありがとうございました。

 平成14年度に会津女子高校から葵高校に校名が変わり、男女共学になった。

 共学から21年の歳月を経て、今回初めて2名の男子同窓生が参加を果たし、

同窓会にとって新たな1歩となった。

 小関千津子前会長は、男子同窓生の総会参加が同窓会の念願であり、その夢を果たして

くれた2名に、感謝の言葉を送っていた。氏名の公表(2人に公表の承諾をとっていないので)

は控えるが、「次回は、1テーブルが男子で埋まるように頑張ります。」と泣かせる

決意表明をしてくれた。(勇気を持って参加してくれた早〇君、髙〇君、本当にありがとう。

私も、君たちと出会えて、話が出来て嬉しかった。次回、また話せることを楽しみにしています。)

 懇親会の2時間もあっという間に過ぎ、「会津磐梯山踊り」でお開きとなった。

 母校愛、会津愛、同窓生愛、先輩を敬い後輩を慈しむ愛等々、様々な愛を感じたこの総会は、

今まで以上に校長としての自覚と責任、そして何より、誇りを抱かせていただいた貴重な時間

になった。

 元同窓会長の畑 洋子さんは、「福島県立葵高等学校百年史」の巻頭言で、

「会津高等女学校・会津女子高等学校の校歌が歌詞面で時代性がよく象徴され、かつ

歌い継がれるうちに旋律と巧みに溶け合い、情理両面で母校の実態を創ってアピールしている。

中略~私たちはこの校歌を五十余年、そこに母校の実体を感じながら熱唱してきました。」と記し、

校歌によって同窓生の結びつきが強くなり、母校の実体を感じることができる大切なものとして

います。そして、「男女共学制実施に伴って生まれた現校歌。中略~『葵のように 今をまっすぐに

生きる』なるキーワードに期待いたします。」と結び、在校生に大きな大きなエールを送っていただいて

います。

 今回、役員改選行われ、新城希子新会長のもと新体制がスタートしました。

 同窓会活動に対する旧役員の方々の御尽力に、心から敬意を表します。

 今後も、葵高校は保護者、同窓会、地域の方々のサポートを受けながら、生徒一人一人の

能力を最大限に引き出し、リーダーとして社会に貢献できる有為な人材の育成のため

尽力して参ります。

 同窓生の皆様、素敵な時間をありがとうございました。