校長ブログ

【おがっちBlog70】プロの仕事を目の当たりに。

 6月12日、今年度の芸術鑑賞教室が会津

風雅堂で開催された。本校では、演劇・音楽・

古典芸能の3分野を順に実施しており、今年は

古典芸能で「学校寄席」として落語鑑賞会で

あった。

 今回のプログラムは、

 1 上方落語=笑福亭茶光氏

 2 色物(紙切り)=林家二楽氏

 3 落語=柳家喬之助氏

であり、ステージも本格的な寄席舞台が設置

され、まさに寄席に来た感じ満載である。

 どのプログラムも、流石プロであり、その

仕事ぶりを目の当たりにできた生徒は本当に

幸せだったのではないだろうか。

 特に私が目を引いたのは、林家二楽氏の

「紙切り」である。切るだけでも凄い技術で

あるのに、切りながら面白い話術を淡々と

するのである。それも切り終わるタイミングに

合わせ、話しのオチを同時に行うというこの技

には恐れ入ったという感じしかなかった。

 今回は4つの題材で紙を切ったのだが、

そのうち2つは生徒から切ってほしい題材を

募った。それが「ゴジラ」と「花火」である。

生徒も事前にそのことを伝えられていないの

にも関わらず、大きな声で依頼する。

感心した。それも、「ゴジラ」は男子、

「花火」は女子生徒である。バランス感も

素晴らしい。

 新たな刺激、未見の我を見出すための

きっかけ、いずれにしても、プロの仕事を

間近で見られる非常に貴重な教室になった。

 今回の仕事人の方々に心から感謝する。

 本校生徒が様々な分野のプロになり、

自分の為に、多くの人々の為に、その力を

発揮してくれることが今から楽しみである。

*なお、作品は依頼をした2名にプレゼントされ

 2作品は学校内に展示する予定です。