校長ブログ

【おがっちBlog77】ホガード・アディソン先生が教えてくれたこと。

 本校で3年間お勤めいただいたALTの

ホガード・アディソン先生が帰国することに

なり、本校での勤務を終えた。終業式の日に

離任式を行い、全校生徒に最後の挨拶をして

いただいた。(挨拶の内容はトップページ

7月19日の「アディソン先生のスピーチ原稿」

に掲載してあります)

 帰国する前に、先生にお礼の言葉を伝えると

ともに、3年間についての話しを聞かせて

いただいた。その中で印象に残ったのは、

①アメリカでは教員が組織として動くのでは

なく、個人としての仕事なので、日本のような

組織として生徒に関わる事の大切さを学んだ。

②担任制度により、担任が生徒との繋がりを

とても大切にしている。葵高校では、この

繋がりをとても感じることができた。

③葵高校の生徒はとても優しく、考え方や

振る舞いが大人びていた。そして何より

英語の授業に興味を持って積極的に参加して

くれたことが嬉しかった。

④葵校生に望むこと。それは、自分の意見を

怖がらずに表現してほしい。そして、考え方

を日本だけではなく、世界を見て感じる発想

に転換してもらいたい。

⑤授業に必要なのは、生徒が安心して参加

できること。失敗しても大丈夫、頑張った

ことが認められる雰囲気作りだと思う。

 生徒にも、我々教師にも大切なメッセージを

残してくれた。そして、葵高校での授業を総括し

「葵高校では多くの授業実践を行うことが出来た

ので、やり残したことがあるとは思わない。

確かな成果を残すことも出来たので、非常に

晴れやかな気持ちでもある。そして、この学校で

過ごした多くの時間は、非常に素晴らしい時間で

あった。自分が離任した後も、生徒の心に良い

影響が残れば嬉しい。」と笑顔で話してくれた。

 アディソン先生は「3年間でやり残したことは

ない」とはっきり言えるまで、本校生徒と向き

合い、英語の楽しさと必要性を伝えてくれた。

 この出会いに心から感謝したい。

 アディソン先生、あなたが、会津で葵高校で

過ごした3年間が、今後のあなたの成功に繋がる

ことを願っています。

 どうか、お身体に気をつけて、幸せな人生を

送ってください。そして、また会える日を葵高校

一同で楽しみにしています。