校長ブログ

【おがっちBlog35】18年ぶりの快挙達成!!

 福島県高等学校家庭クラブ連盟が主催する

研究発表大会で2年5組の遠藤結衣さんが、

ホームプロジェクトの部で最優秀賞を受賞した。

 この大会は、今年度で第71回を迎える歴史

ある大会であり、本校にとって18年ぶりの

快挙となった。

 ホームプロジェクトの部というのは、個人

研究であり、会津地区予選を勝ち抜き、会津を

代表して県大会に挑んだ結果であった。

 先日、顧問の須賀先生と発表のサポートを

してくれた同じクラスの菅山さくらさんと共に、

校長室に大会報告に来てくれた。

 遠藤さんの喜びに満ちた笑顔は輝いていた。

 今回の発表は、

「野菜が食べたい!! ~野菜嫌い克服チャレ

ンジ~」という題である。この題にした理由は、

遠藤さんの住む地域は、稲作を中心とした農業

が盛んで、美味しい野菜や果物が沢山採れる。

しかし、遠藤さんの家族は野菜を好まず、

食卓には肉や魚が多く、野菜があまり並ばない

そうだ。そこで、遠藤さんは、自分が大好きな

野菜料理を食卓に並べたいと思い、この題と

なったそうだ。

 この研究を進める為に、計画を立て、実態

調査①、実践①、中間評価から改善点を見つけ

出し、実態調査②、実践②を行い、まとめと

今後の課題を明確にするまで集中して取り組み、

この度の受賞となった。

 遠藤さんは、今回の研究を通して様々な発見

があったと話してくれた。

 調理法や野菜の形状を工夫することで食べ

やすくなること。時短料理も出来るように

なったこと。更に、タレの効果や災害時に

役立つ調理法も身についた。そして何より、

家族との繋がりを強く感じることが出来た

そうだ。

 家族との何気ない日常生活の中から課題を

見つけ出し、家族を想って改善策を考え、

家族の豊かな食生活を実現させた。

 まさに、本校のグラヂュエーションポリシー

(卒業までに、このような生徒を育てます)を

体現してくれたと嬉しく感じている。

 そして、須賀先生、菅山さん、家庭クラブの

仲間と、多くの人たちからサポートを受けた

遠藤さんのこの受賞は、「葵プライド」を象徴

するものになった。

 この研究は、本県を代表し、来月宮城県で

開催される東北大会に進むことになり、

結果次第では全国大会である。

 乞うご期待!!

  左 菅山さくらさん  右 遠藤結衣さん