【おがっちBlog80】星に願いを!
本校図書館では、毎年七夕にちなみ、図書館
入り口に笹の葉を準備し、生徒に短冊を書いて
もらい飾るというイベントを開催しているが、
今年は近年で最も多い151枚の短冊が集まった
ようである。七夕の短冊の由来は、古代からの
日本の祈りの風習と中国の伝説が結びついた
ものと言われており、願い事を文字にすること
で実現への意志を強くするという日本独自の
文化として大切にされている。
そこで私は、生徒がどのような願いを短冊に
したためたのか興味があり、内容を精査してみた
因みに私が小学生時代に短冊に書いた願いは
「プロ野球選手になれますように」だったと記憶
している(笑)
精査の結果、
第1位「進路目標達成や成績向上」31短冊
これは、想定通りであった。生徒は神にもすがる
思いで日々努力を重ねているのである。中には、
・日本史で報われますように。
・古典の授業で、指名されませんように。
・先輩が合格できますように。
・赤点回避!!
といった、内容もあった。
第2位「恋愛に関する願い」30短冊
生徒にとってはとても切実なのだと思う。
願いが叶い、いや叶わなくても高校生活に彩りを
添えるのは確か。今の気持ちを大切にしてもらい
たい。
・もらった浴衣が無駄になりませんように。
彼氏がほしい。切実に!
・一緒に夏祭りに行けますように。
・好きな人の、好きな人になれますように。
・彼女ください。
と、願い方も様々である。
第3位「社会的な願い」16短冊
個人的な願いや成績向上などの願いだけではなく
社会正義に関する願いを書く人が増えている。
・葵高生のみんなが毎日ハッピーに過ごせます
ように。
・世界が平和になりますように。
・幸と愛
・大好きな人達が元気に暮らせますように。
本当に、優しい気持ちを持つ生徒が多いと
感じる。
第4位「健康に関する願い」15短冊
特に代表されるのが、
・目指せ-10kg
・3kg落とす!!
・美味しい物を食べても体重が増えない身体
ください。
等々、体重に関する願いであった。また、
・腰の痛みがなくなりますように。
・切実に身長が欲しい。
・足痩せできますように。
・家族みんなが健康でいれますように。
という願いもあった。
その次に、部活動に対する願いが多かった。
最後に、特別編として紹介する。
・何事も適度に頑張れますように。
・人間関係が広がりますように。
・大人な1年になりますように。
・自分を愛せるようになりたい。
・強く生きる。
・世界一の女優になれますように。
・平野先生が元気になりますように。
・可愛くなって高校生活を全力で楽しむ。
自分の想いを素直に短冊にしたため、星に願う
生徒の姿を想像するだけで胸が熱くなる。
現代ではSNSによる情報発信が主流となり、
自分の気持ちを自分の文字で書くことは少なく
なっているのではないか。
この風習が葵高校に残っていること。そして、
葵高生の本音が詰まった貴重な短冊を読むことが
出来て、嬉しく思う。
因みに、短冊は、陰陽五行説に基づいた五色
(青(緑)、赤、黄、白、黒(紫))の紙を
用いることが多く、それぞれが異なる願いを表す
とも言われているようだ。本校の短冊もこれらの
色の紙を用いています。
図書館関係者の細かな配慮に感謝です。
「この思いが、全校生に伝わりますように」と
願いを込めて。
【Jアラートが鳴った場合】
国民保護ポータルサイトの記載に従って、落ち着いて行動してください。
特に登下校の際に作動した場合は、十分に安全を確認した上で行動を開始してください。