美術工芸部

最近の美工室

新年度が始まり、1か月が過ぎました。

美術工芸部もかわいい新入部員をお迎えし、各々の制作活動に勤しんでいます。

三義漆器さんのご協力のもと、昨年10月から取り組んでいる『会津漆器×会津木綿』の商品開発も、複数回の試作を繰り返し、だんだん形になってきました。

なかなか思うようにいかないのですが、「秋頃、新酒のできあがる頃にお披露目したいね!」「グッドデザイン賞取れちゃう?」なんて言いながら試行錯誤の毎日です。

 

~おまけ~

令和2年度、美術Ⅱ選択者制作「〇〇×赤べこ」の作品が、明日5/1(土)~福西本店ギャラリーで展示されます。

「若松商家めぐりメールマガジン2021Vol.16」で取り上げていただきました。

 

「赤べこはコロナ祓いを競い合う」

縁と言うのは不思議なもので、福西の女性たちが数多く進学したのが会津女学
校、今の葵高校ですが、その葵高校さんの展示会をお引き受けすることになりま
した。

葵高校の美術Ⅱを専攻している生徒さんたちが、赤べこに世界のさまざまな美術
潮流の表現様式を再現しようという、興味深いテーマ学習をされています。
例えば、ミロの表現様式を赤べこへ、竹久夢二の表現様式を赤べこへ、琳派の表
現様式を赤べこへ、単なるコピーではなく、自分なりに咀嚼し、自分なりに創造
する、実に面白いのです。

そういう「べこたち」を多くの人に見ていただきたい、という美術の先生の真剣
な眼差しを受けたとき、福西本店は思わず「いいですよ」と頷いてしまったんで
すね。

ということで、伝統文化、床の間、日本美をテーマとする福西本店では極めて異
例な展示が明日からはじまります。
今どきの若い子たちの表現をこの機会にご覧になってください。
なお、葵高校生は入館無料です。

さらに、さらに、もう一つの「べこたち」まで登場します。
そこで「競い合う」んですね。
そのお話は明日といたしましょう。